ガラスコーティングの基礎知識

ガラスコーティングとは?

ガラスコーティングとは、車の表面にガラス皮脂を塗って表面を保護することで、車のボディを汚れにくくする加工のことです。従来のワックスと違い、一度施工すればピカピカの状態を長期間持続することができます。簡単な汚れなら雨や水洗いで落とせるのでメンテナンスも楽です。

コーティングとワックスの違いは?

ワックスは、ヤシの木から採れるカルナバロウ(カルナバ蝋)という、植物性の油脂が主成分です。最近では石油を原料とするものもありますが、一般的には高級なものほどカルナバロウが含まれる比率が高くなっています。


ワックスは油脂ですから当然撥水性が高く、キズを目立たなくするという効果もあります。しかし、反面汚れやすいやすいという欠点もあります。それだけでなく、耐熱性も低いため、エンジンの熱や太陽熱によって溶けてしまったり、雨や洗車で落ちてしまったりするのが難点です。


一方、コーティングは、フッ素やシリコン、ケイ素、チタンといった化学成分から出来ています。コーティング分子が塗装表面の分子間に入り込むことで被膜を形成して、非常に強力な保護膜をつくります。雨や汚れにも強く、ワックスよりも長期間にわたって効果が持続します。


ガラスコーティングには、ユーザーが自分で塗布することが出来る簡単なものから、プロが施工するものまで様々な種類の製品があり、施工技術によってその効果に大きな違いがでてしまうのも特徴でしょう。


施工時には、表面に汚れや荒れがあるとうまくコーティングされないため、下地処理が重要なポイントとなります。

ガラスコーティングの種類

ガラス系コーティングは、クォーツ・シラン系のコーティングと、ケイ素系のコーティングに大別できます。


クォーツ・シラン系のガラスコーティングは、「完全硬化型ガラス被膜タイプ」とも呼ばれ、表面にシリカの硬化被膜をつくってボディを保護することで非常に高い耐久性と強い光沢・艶を実現します。しかし、ガラスコーティング施工してから完全硬化まで3週間ほどかかるのが難点です。施工にも時間がかかり比較的高額です。


ケイ素系のガラスコーティングは、「ガラス繊維系タイプ」とも呼ばれ、ケイ素ポリマーという分子成分を塗装表面に定着させて被膜を作るもので、施工が簡単で低コストなのが特徴です。耐久性・撥水性はクォーツ・シラン系のガラスコーティングに比べて劣ります。


他に、ガラスコーティングではないですが、フッ素・テフロン系のコーティングというのもあります。こちらは耐久性に優れ、汚れがつきにくいのが特徴です。しかし、艶出しの面ではガラス系のコーティングに劣り、コスト面でも魅力がないため、現在では主流の座をガラスコーティングに譲っています。

ガラスコーティングをやってみる

ガラスコーティングには、自分でできる比較的簡単なものから、プロの業者が数日かけておこなう複雑なものまでいろいろあります。


ガラスコーティングを専門にしている業者も数多くありますので、いろいろ相談してみるのもいいかもしれません。


ここでは、カー用品で市販されている一般的なガラスコーティング剤を使って自分でガラスコーティング処理をやる場合の手順を説明します。


ガラスコーティング処理の流れ


1.洗車

2.下地処理

3.水分除去

4.ガラスコーティング実施

5.拭きとり


まず、洗車して水垢やワックスの残りを取り除きましょう。劣化したコーティング被膜があればそれも除去します。必要に応じて研磨材が含まれるカーシャンプーを使うとよいでしょう。


次に、下地処理を行ないます。下地処理とは、タールや鉄粉のように洗車で取り除くことができなかった汚れを研磨材等で落としたり、塗装のダメージを修復したりする作業です。この作業の出来が、ガラスコーティングの性能を左右します。


下地処理が終了したら水分を拭きとってから、いよいよガラスコーティングを実施します。専用のクロスにコーティング剤を吹きつけ、縦横まんべんなく塗布します。


最後に、拭きとって仕上げます。



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